通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

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オハイオ州の英語が標準語?

今回はアメリカ オハイオ州からやってきた

20歳の男の子おひとり様(以下、若者)です。

 

(英語にもいろんなアクセントがあるという話から)

若者:オハイオの英語は、アメリカの中では

「標準英語」っていわれているんだよ。

オハイオを中心にして西側、東側、と

英語のなまりが違ってくるんだ。

 

わたし:え?すごい!!!じゃあ、私は今、一番

スタンダードな英語を聞いているってことですね。

いやぁ、すごく聞きやすいなとは思ってました。

 

若者:ほんとかどうかは知らないけど、アメリカの

ニュースキャスターとかアナウンサーの80%は

オハイオ出身らしいよ。

オハイオ出身の人のの英語は全くなまりがないからなんだって。

 

わたし:私の中学・高校時代のアメリカ人の英語の先生は

ロサンゼルス出身でした。昔は外国人の英語教師って

西海岸出身の先生が多かったようなイメージがあります。

 

若者:へぇ、じゃあ、ゆめは西海岸のちょっと

ダラダラ系のなまりの英語に慣れ親しんでるってことだね。

東海岸の人のしゃべる英語はまた独特だよね。

例えばcarと発音するのも「r」の発音が落ちているというか。

 

わたし:確かに西海岸の人の英語は、あなたとはけっこう違いますね。

私は西海岸の英語の先生から英語を習ったので、

カリフォルニアから来た人と話すと

その発音にとても安心感を感じてしまいます。

でも、それにしてもなぜオハイオの英語が標準英語

なんですかね??

日本だと、標準の日本語は東京の言葉と言われています。

だから、私は標準のアクセントというのは

その国の首都で話されている言葉だと思っていました。

 

若者:うーん、なぜだろうね。

オハイオは真ん中の方に位置しているし、

いろんな人種が適度にミックスしてるからかな?

よくわからない。

 

お好み焼きには広島スタイルと大阪スタイルが

あるという話から)

わたし:お好み焼きの広島vs大阪みたいに

アメリカでもライバル同士みたいな都市はありますか?

 

若者:あるある!ニューヨークとシカゴは

すごいライバル同士だよ。

ピザではシカゴスタイルとニューヨークスタイルがあるし、

ホットドッグでもシカゴスタイルとニューヨークスタイルが

あるんだよ。ニューヨークとシカゴは何かと競い合ってるね。

まるで広島と大阪だね、笑。

オハイオは、何かの商品を売り出す前のテストをする

市場らしいよ。

例えば、新商品を企画したら、とりあえずオハイオ

売ってみる。オハイオで成功すれば全米でも成功するし、

オハイオで売れなければ、全米でも売れない、と判断する。

オハイオは、言葉でもそうだけど、

市場としてもとてもスタンダードな都市なんだろうね。

 

オハイオって、実はその場所すら知らなかったのですが、

けっこう重要なポジションの州なんですね、勉強になりました。