通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

ドバイ人のお客さんとの会話

今日はドバイ人のお客さんとの会話を

ご紹介します。

 

 

今回のお客さんは、なんと!

ドバイのお金持ちの息子さんの

ネムーン旅行のご案内でした。

 

ドバイのお金持ちというので

どんな人が来るのかと思って

ドキドキしながらホテルのロビーで

待っていると、

すらりとした長身の爽やかなイケメンと

これまたすらりとした美女のカップルでした。

 

この日は雨が降っていたし、

ドバイのお金持ちだから

雨の中なんて

歩きたくないだろうなと思って

室内で過ごせるような代替案を

あれこれ考えて提案してみました。

 

すると、

ドバイ人のイケメン新郎(以後新郎):

大丈夫、僕たちは普段ドバイでは車に乗って

ばかりで歩かないから

外国を旅行する時は歩くのを楽しんでるんだよ。

雨も気にしない、これも楽しいよ。

 

ドバイ人の美女新婦(以後新婦)

全然気にしないわ、行きましょ。

 

わたし:(なんて気さくな人たちなのーーーー❤️)

 

ただ、彼ら、歩き慣れていないからなのか、

若いくせに歩くのが異常に遅い、笑。

西欧諸国の足が悪いおじいちゃんおばあちゃんと

歩いている感じのスピードです。

 

わたし:お二人ともとても英語がお上手なんですね。

母国語はアラビア語ですよね?

 

新婦:ええ、アラビア語が母国語だけど、

ドバイは90%が外国人だから

英語が使えないと困るのよ。

ドバイ人は10%くらいなものよ。

 

わたし:ドバイとかサウジアラビアとかいうと

頭にターバン巻いているイメージなんですけど、

違うんですね。

 

新郎:いやいや、ドバイではターバンを

巻いているよ。これ、僕の普段の写真。

(白いターバンを頭に巻いて、真っ白い

ストンとした服を着た新郎の写真をスマホ

見せてくれました)

 

わたし:えっっ、全然別人に見える!!

なんで今日はこんなかっこいいジャケット着て

マフラーとかしてるんですか?

 

新郎:(笑いながら)いや、ドバイで普段してる

格好して日本を歩いてたら

めちゃくちゃ目立っちゃうでしょ。

外国行くときは西洋の格好してるんだよ。

昔若い頃とかは、友達と歩くときには

ターバンとかこっそり外して街を歩いていて

向こうから親戚がやって来るのが

見えたりすると、さっとポケットから

ターバンを出して頭に巻いたりとか

してたよ。

 

わたし:学校にはどうやって通っていたんですか?

 

新婦:そうね、家族が毎日車で送り迎えして

くれていたわ。電車とかバスとかは

使うことはなかったわね。

 

お二人ともとても気さくで、

若いのに落ち着いていて、

結構雨が降っていて服が濡れても

全く気にするそぶりもなく

和やかにツアーが終了しました。

本当の金持ちっていうのは

気取らないんだな、なんて思った1日でした。