通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

オーストラリアの賃金が高いのに驚いたはなし

今回はオーストラリアのメルボルンから来た

50代のご夫婦です。

 

夫:広島の主要な産業は何?

 

わたし:自動車メーカーのマツダ

三菱重工ですね。三菱重工は、

広島に本社があるわけではないですが、

広島の工場では飛行機の部品(ボーイングのドアなど)、

化学工場で使われるタービンなどを

製造しています。

あと、もちろん観光も重要な産業ですね。

メルボルンはどんな産業が盛んなんですか?

 

夫:金融とか、食品加工業が有名だね。

昔は、繊維産業が盛んだったけど、

今は中国とかからの輸入に押されて

あんまり盛り上がってない。

 

妻:でも、昔繊維産業が盛んだった名残で

オーストラリアのファッションの中心地と言えば

メルボルン、て言われているのよ。

 

わたし:あーー、なるほど!!

以前、メルボルンから来たお客さんを案内したとき、

メルボルンはファッションが盛ん、て聞きましたが、

繊維産業が盛んだったことから来てたんですね、納得!!

 

夫:広島は自動車産業が盛んなんだね。

オーストラリアは以前はGM、フォード、トヨタなんかも

工場があって、自動車を生産していたんだよ。

だけど、オーストラリアって労働者の賃金が

めちゃくちゃ高いんだよ。

しかも人口少ないから市場規模も小さい。

採算が合わないもんだから

全部撤退しちゃった。

だから今、オーストラリアの自動車は全部輸入なんだよ。

 

わたし:労働者の賃金て

そんなに「めちゃくちゃ」高いんですか?

 

夫:オーストラリアの最低賃金

18.92オーストラリアドル(日本円で約1500円)。

高いでしょ?

 

わたし:えっっっ???高すぎ。

日本て、一番高い東京でも985円です。

びっくり。

 

通訳ガイドの仕事をするには

日本についての幅広い知識が求められます。

これから通訳ガイドを目指そうという人たちのために、

また、通訳ガイドを目指してなくても

日本についてちょっと豆知識になるようなことを

書いていこうと思います。

 

今回は日本の最低賃金について。

厚生労働省が去年発表した、

2018年の都道府県別最低賃金(時給)ランキング。

1位はもちろん東京! 985円

2位 横浜 983円

3位 大阪 936円

4位 埼玉・愛知 898円

 

そして広島は10位 844円!

 

ちなみに、

国税庁の民間給与実態調査によれば2018年の

日本人の平均年収は422万円。

まぁ、これって年齢によっても違うし、

男女によっても相当開きはありますが、

ガイドの仕事をしていると時々話題になります。

日本人の平均年収はいくらなの?

と時々聞かれます。

その時422万円、とパッと答えられると

気持ちいいですよね。