メイドさんは当たり前のインド人との会話
今日のお客さんは、インドのカルカッタに
お住いのインド人の母娘二人組でした。
わたし:今日は仕事が終わったら買い物して
家に帰ります。
娘:あなたが買い物して晩御飯を作るの?
わたし:そうですよ。料理をするのは好きですか?
娘:ん~、料理はメイドさんが全部やって
くれるから、料理したことないわ。
わたし:えっ、全然?
娘:ええ、全然。
わたし:うらやまし~~。
娘:インドではメイドを雇うことはとても
一般的なことなのよ。
会社で働いている人は全員、家でメイドを
雇っているの。
会社に行くときはドライバーさんが
会社まで送ってくれるのが一般的。
日本とはかなり違うわね。
わたし:日本でメイドを雇っている、なんて
言ったら、大金持ちだと思います。
母:インドでメイドを雇うのはとても
安いのよ。だいたい一つの家庭で二人の
メイドを雇うことが多いんだけど、
一人につき一か月で大体5000円くらいよ。
それプラス、ドライバーさんを雇うのよ。
娘:日本人がご飯を食べるときには
箸を使うのが普通なように、
インド人は家ではメイドを雇うのが
普通なのよ。
わたし:どの家庭もメイドさんを雇っている、
と言ったけど、そのメイドさん自体は
自分の家ではメイドは雇ってないんですよね?
母:そうね、彼らはメイドは雇わないわ。
インドは地方に住んでいる人は、
読み書きすらできない人が多くて、
そういった人たちがメイドになって
都市部に出稼ぎにくるのよ。
わたし:貧富の差が激しいんですね。
娘:そうね、貧富の差は相当大きいわ。
(英語ではない言語で話す母娘に)
わたし:何語で話しているんですか?
母:ヒンドゥー語よ。
わたし:インドにはいろいろ言語が
あるんですよね。
母:インドには27個、ローカルな言語が
話すのよ。
わたし:3か国語とも母国語のように話せる
なんてうらやましいです。
母:英語さえ話せたら世界のどこでも
やっていけるから、英語だけで十分よ。
インド人てちょっと押しが強いイメージ
だったのですが、この母娘はとても
マイルドでした。
ですが、ところどころ、インド人ぽい
行動パターンも垣間見えました。
例えば、写真を撮ろうとしているとき、
他の観光客が近くに立っていたりして
自分のカメラに写ってしまうような時、
「必ず」、私たち写真撮ってるから
ちょっとどいてくれますか?と
丁寧に言う、とか。
あと、やはりインドの人なので
エビフライとかカキフライとかでも
手で食べちゃってましたね。
文化の違いを見るのは面白いです。