結婚観にびっくりのオランダ人のお客さん
今日も昨日と同じお客さんでした。
ママ:オランダでは、結婚という形をとる
カップルが減ってきているのよ。
生活を共にして実質的に結婚している(同棲)
カップルのうち、今は50%くらいしか
法律的な「結婚」はしないわね。
オランダでは「結婚」していないカップルにも
結婚しているカップルと同じ権利が与えられているの。
例えば、カップルの男性が死んだとき、
パートナーの女性が相続権を得ることが
できるのよ。
わたし:なんでオランダでは
法律的な「結婚」をしなくなってきているんですか?
ママ:オランダはもともとキリスト教の国
なんだけど、最近、それがけっこう弱まってきているの。
例えば、私たちよりも上の世代では
毎週日曜日には教会に行くのが普通だったんだけど、
若い人たちは結婚式とか葬式の時しか教会に
行かなくなっていてね。
キリスト教を信じる心が薄れると、
神様の前で結婚を誓う、とか
死ぬまで一緒にいることを誓う、とか、
そういう感覚がなくなってくるのよね。
別に神様に結婚を誓う必要なくない??って
ことになってくるわけ。
すると、「結婚」しようか、というカップルの
数が減ってくるのよ。
わたし:へぇぇーー。神様に認めてもらう、というのが
結婚なんですね。そこの時点で日本人とはちょっと
感覚がちがいますね。
娘1:で、結婚してる夫婦のうち4割くらいは
離婚する。
わたし:結婚せずに子供を二人で育てるとき、
子供の名字はどうなるんですか?
娘1:たいていは男性の名字を名乗るかな。
で、別れたら子供の名字が女性側の名字に
なることもよくある、笑。
(サンドイッチのパックを見て)
パパ:日本は何でもビニールとかプラスチックの
パックに包装されているね。
オランダでは環境への影響を考えて
プラスチック包装は見かけなくなって
きているんだよ。
日本ていろいろと進んでいる国だけど、
包装に関していえば環境に対する配慮が
まだ改善の余地ありだね。
(池で泳いでいる鯉を見て)
娘2:わぁ、「コイ」がいる!
わたし:オランダでも鯉のことを「コイ」って
発音するんですね!「コイ」ってよく見かける
ものなんですか?
娘2:オランダでは「コイ」は中華料理屋さんで
見かけるイメージ??一匹1000ユーロのコイなんて
ざらよ。
(いろんな国の観光客とすれ違いながら)
わたし:外見でどこの国の人かわかりますか?
彼氏:ヨーロッパ人はけっこうわかるよ。
イギリス人は男性はゴルフシャツみたいなの
着てること多い。大体服装でわかる。
サングラスかけてる人を見るとスペイン人か
イタリア人かな、とか思う。
ドイツ人は色が白いね。
アメリカ人とイギリス人の違いは、
アメリカ人の男性はけっこうズボンが
ダボダボのを履いてるんだよ。
ヨーロッパ人の男性はズボンがけっこう
スキニーなのを履いているね。
アメリカ人のダボダボズボン、、
確かに言われてみるとそうかも!