通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

オーストラリア人の海外修学旅行の仰天エピソード

今回は、オーストラリアのゴールドコーストから来た

40代の母と20代の娘さんです。

 

(修学旅行のはなしから)

わたし:修学旅行で海外、ていうと

どんなところに行くんですか?

 

娘:私の学校は国内だったけど、

知り合いが行っていた私立の高校は

南アフリカに行ってたわ。

 

わたし:え?南アフリカ??すごい。

でも、ちょっと治安に不安があるイメージが、笑

 

娘:そうなのよ、

南アフリカに修学旅行に行って

宿泊施設に泊まったとき、

先生が生徒たちに向かって

「夜中は一切外出禁止です」って言ったらしいの。

でも、高校生たちは夜中にこっそり抜け出して

街歩きを楽しもうと脱出を企てたんですって。

どうやったかと言うと

ベッドの毛布やらシーツをしばって

窓から外に垂らして下に降りたのよ。

まるで映画のシーンみたいじゃない??

生徒たちがシーツにぶら下がりながら

壁を伝って下に降りていると、

宿泊施設の窓から脱走中の生徒を発見した

係員の人が引き留めて

「こんなことをしちゃ絶対にだめだ、

窓の外に人がいると思った住民が

君たちを撃ち殺してしまうことなんて

大いにあり得るんだから」

と生徒に直接注意したんですって。

でも、高校生たちはそれでも引き下がらなかった。

次の日の夜、また同じことを企てて

シーツを結んで窓から脱出を試みたわけ。

そしてまた係員に見つかってしまった。

「君たちはここで命を落としたいのかい?

昨日は先生には言わないでおいてあげたけど、

命の保証ができないから先生に言うしかないね」

係員さんは、そう言って先生に

伝えたんですって。

その後は生徒たちは先生から大目玉を食らったんですって。

 

わたし:オーストラリア人の高校生、、、

恐るべしですね。

日本人の高校生は絶対にやりそうにないです。

 

娘:まぁ、ティーンエイジャーってとんでもないことを

する人達よね。

 

(オーストラリアに住むアジア人の話題から)

母:娘が通っていた高校にもアジア系の

学生はちょくちょくみかけたわ。

ものすごく印象的な子がいてね、

お母さんが子供に勉強ばかりさせて

放課後の友達付き合いとか、一切させないのよ。

勉強ばっかり。

確かに学校の成績は良かったけれど、

あれでは子供がかわいそうだわ。

英語では、そんな怖いお母さんのことを

Tiger Mom」って言うのよ。

 

わたし:タイガーマム!確かに怖そうですね。

日本だったら「教育ママ」かな。

直訳したらEducation Momになりますかね。

でも今のご時世、少しでも有名な大学を出てたら

将来安泰だなんて保証はないわけだし、

もっとのびのびと好きなことをさせてあげれば

いいと思いますけどね。

 

母:全く同感。オーストラリアの企業では

新しく採用する社員に求める資質のナンバーワンは

「創造性」なんですって。

ひと昔には創造性なんてずいぶん過小評価されてたと

思うけど、今や、計算とか事務処理能力なんて

コンピュータにやらせておけばいいしね。

 

創造性、、わたしもとても大事だと思います。

自分にしかできないこと、

自分にしか表現できないこと、

わたしの娘や息子にも感性を研ぎ澄ませて

自分らしい人生を送ってほしいなと思います。