オーストラリア人が経験したすごい翻訳ミス
今回は、オーストラリアのメルボルンから来た
60代のご夫婦です。
(戦争体験の話から)
夫: 僕は仕事柄、パプアニューギニアとかフィリピンとか
よく行くんだけど、
あそこは第二次世界対戦の爪跡がまだ
生々しく残っているところも多いね。
わたし:そうですよね。どれだけ多くの命がそこで奪われたのか
考えると胸が痛いです。
私の祖父も中国に出征したまま帰って来ませんでした。
どの人にとっても戦争体験は悲惨なものですよね。
夫: 僕の父もどこの島だか忘れたけど太平洋の島で
第二次世界対戦中に連合国側で従軍して、
多くの味方を失いながらも生還したんだよ。
でも、亡くなるまで
その時のことについては一切話さなかった。
口では言い表せない悲惨な経験をしたとだけ
言ってたよ。
でもさ、たったの一世代、時代が変わっただけで
僕たちはこんなに楽しい一日を一緒に過ごしている。
これって素晴らしいことだと思わない?
わたし: 本当ですね!!
戦争は人間の心を狂わせます。
二度と起きてはいけないことです。
(仕事の話題から)
夫: 今では日本人とビジネスをしても
英語のできる人が増えてきたから困ることも
減ったんだけどね、
昔、高圧の水道ホースを外国に売ろうとした時の話ね。
色んな書類を用意しなきゃいけないでしょ。
書類をこっちで日本語に
あれこれ訳してもらって
さぁ、輸出しようとした時、
ただの水道ホースがどういうわけか大量破壊兵器って
訳されててね、笑。
事前にわかったからよかったけど
一体どの過程でどう間違えたらホースが
大量破壊兵器になるんだ!!って焦ったことがあるよ。
今じゃ、完全に笑い話だけどね。
(家族の話題から)
妻: 私たちの息子は今21歳なんだけど、
大学をちょっと休んで北海道のスキー場で
住み込みで働いているのよ。
今、ご存知の通り、海外の
スキー客がたくさん北海道に押し寄せてるでしょ。
英語が話せるスタッフが必要、てことでね。
息子から、日本はいい国だから遊びにおいで、
って声かけてもらったのよ。
北海道のスキー場行ったけど、
素晴らしいパウダースノーだったわ。
オーストラリアでもスキーできるけど
あんなパウダースノーにはお目にかかれない。
感動したわ。
最近私はオーストラリア人遭遇率が
ものすごく高いですが、
その多くがスキーをしに日本に来ていることに
驚きます。
日本のパウダースノー、すごいんですね。