日本も普通に銃社会だと思っていたアメリカ人の反応
今回はアメリカ サンフランシスコから来た
パパと娘(18才)です。
パパ:今、ぼくの家で面倒を見ている青年がいてね。
あとちょっとのところにいる子なんだよ。
ぼくも今はこんな体型だけど(かなりの巨漢)、
昔はレスリングをやっていたもんだから
今、レスリングをやっている子供達の
サポーターをしているんだ。
わたし:ご自宅で面倒を見てあげるなんて
すごいサポートですね。
何かきっかけがあったんですか?
パパ:実は彼のお兄さんがついこの間
射殺されてね。
彼のお兄さんはドラッグを売買してたんだ。
で、そこでトラブルが起きて恨みを買って
射殺されちゃったのさ。
で、ぼくの家に転がり込んでる、って言った方がいいかもね。
わたし:そんな身近なところに銃の犯罪で死ぬ人が
いるなんて信じられません。
日本で想像できる死因は、
病気か、交通事故か、自殺くらいですかね。
銃で死ぬなんて選択肢は日本にはありません。
パパ:誰も銃で犯罪を犯さないの?
わたし:ええ、だって誰も銃を持っていないんですから。
銃を持っているのは警官くらいのもんです。
だから、日本で殺人事件が起きるときは
凶器はたいていはナイフです。
多分、日本で一番危険な人は、
何かに恨みを抱えながら
ナイフを持っている人です。
パパ:えっ?そうなのーーーーーー???
ナイフで殺人事件を起こしちゃうんだ!!!
驚きだよ。
日本てとてもハイテクで何でも技術が進んでるけど、
殺人事件はかなり原始的な方法なんだね。
日本の技術があったら、すごい銃とか
作ってそうだけど、そんなことはしないんだね。
(第二次世界大戦の話から)
パパ:妻の祖父は第二次世界大戦中、
捕虜としてフィリピンに3年、日本に1年収容されていたんだ。
とてもひどい経験をしたらしい。
ぼくの両親も原爆を落としたというニュースを
覚えている、と言っていた。
わたし:心が痛みます。原爆のニュースは
アメリカでは大々的に伝えられたんですか?
パパ:どれくらい大々的だったかはわからないけれど、
両親は「やったー、戦争に勝った!」と喜んだらしい。
日本軍は強かったからね。
でも、戦争が起こっているその現場や
捕虜でひどい扱いを受けている現場、
原爆が落とされたその現場は、どれも悲惨だね。
勝ったも負けたもない。
戦争は誰も幸せにしないと思うよ。
わたし:本当にそう思います。どこかで
「憎しみの連鎖」を断ち切らないといけないし、
この経験を戦争のない世界のために生かさないと
いけないですね。
いやぁ、ナイフで人を殺すなんてことが今の時代でも
あるんだね、と驚かれたことに驚きました、笑。
アメリカは銃が当たり前の社会であることを感じた瞬間でした。