偏食の人、は英語でこう言うそうな
60代の女性お二人組です。
最近、お客さんでアメリカ人遭遇率の高さに
ちょっとびっくりしています。
アメリカ人はチップをはずんでくれる人が多いし、
びっくり仰天するような行動パターンの人には
あまり出くわさないから
通訳ガイドの仕事的にはとてもやりやすいんですけどね。
(今回の二人組のうちの片方が、
自分が食べたことのないものとか決して食べようとしない
ことから)
女性1:彼女はね、ほんとびっくりするくらいの偏食よ。
仕事つながりで何度か一緒に海外や国内を旅行しているんだけど、
私は旅先の食べ物とか積極的に食べたい人なんだけど
彼女は全くダメ。
そういう偏食の人のことを英語では
picky eater (選り好みして食べる人)って言うのよ。
女性2:そうなのよ。わたしすごくpicky eaterなのよね。
ネバダ州に引っ越してきたの。
初めてアメリカの小学校に転校して、
学校の給食のメニューがメキシコ料理のタコスだった時の
ショックは忘れない、笑。
偏食なもんだからタコスなんて食べられるわけなくてね。
「あ~~~、わたし、アメリカでは生きていけない」
って本気で絶望したわ。
わたし:どうやら無事に生き残っているみたいですけど、
タコスは食べられるようになったんですか?
女性2:そうね、食べられなくもないけど、
好き好んでは食べないかも。
私が好きなのはイタリア~~ン♡
(電車の窓から日本のお墓が見えて)
女性1:アメリカでは人が死んだら埋葬と火葬、
どちらもあるのよ。日本は火葬だけだなんてびっくり。
わたし:埋葬と火葬、どちらがメジャーなんですか?
女性1:最近は火葬を選ぶ人が増えているわ。
火葬の方がかなり費用が安いのよ。
埋葬だと、棺桶買って、土地買って、穴を掘って、と
いろいろ費用がかさむのよね。
それに、埋葬だと、引越ししてしまったら
なかなかお参りもできないしね。
女性2:家族みんなで同じ墓に眠りたいと思ったら
かなり広い土地を買わないといけないわけよ。
ここにおばあちゃん、その横におじいちゃん、
その横に娘、てな調子で大きい土地がいるのよね。
私がいるところはネバダ州で暑いでしょ。
すると埋葬してもかなり早い時間でいい具合に土にもどるの。
家族を埋葬するための土地が少なかったりすると
「そろそろおばあちゃんの上に埋葬しちゃっても
いいんじゃない?」なんて話をするのよ、笑
完全に土に戻せるように、棺桶に金属の釘などは使わないように
している人も多いのよ。
お国が違えば、お墓事情も違うのね、とびっくりしました。