通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

偏食の人、は英語でこう言うそうな

今回はアメリカ サンフランシスコとネバダ州から来た

60代の女性お二人組です。

 

最近、お客さんでアメリカ人遭遇率の高さに

ちょっとびっくりしています。

アメリカ人はチップをはずんでくれる人が多いし、

びっくり仰天するような行動パターンの人には

あまり出くわさないから

通訳ガイドの仕事的にはとてもやりやすいんですけどね。

 

(今回の二人組のうちの片方が、

自分が食べたことのないものとか決して食べようとしない

ことから)

女性1:彼女はね、ほんとびっくりするくらいの偏食よ。

仕事つながりで何度か一緒に海外や国内を旅行しているんだけど、

私は旅先の食べ物とか積極的に食べたい人なんだけど

彼女は全くダメ。

そういう偏食の人のことを英語では

picky eater (選り好みして食べる人)って言うのよ。

 

女性2:そうなのよ。わたしすごくpicky eaterなのよね。

私は9歳の時にアイルランドからアメリカの

ネバダ州に引っ越してきたの。

初めてアメリカの小学校に転校して、

学校の給食のメニューがメキシコ料理のタコスだった時の

ショックは忘れない、笑。

偏食なもんだからタコスなんて食べられるわけなくてね。

「あ~~~、わたし、アメリカでは生きていけない」

って本気で絶望したわ。

 

わたし:どうやら無事に生き残っているみたいですけど、

タコスは食べられるようになったんですか?

 

女性2:そうね、食べられなくもないけど、

好き好んでは食べないかも。

私が好きなのはイタリア~~ン♡

 

(電車の窓から日本のお墓が見えて)

女性1:アメリカでは人が死んだら埋葬と火葬、

どちらもあるのよ。日本は火葬だけだなんてびっくり。

 

わたし:埋葬と火葬、どちらがメジャーなんですか?

 

女性1:最近は火葬を選ぶ人が増えているわ。

火葬の方がかなり費用が安いのよ。

埋葬だと、棺桶買って、土地買って、穴を掘って、と

いろいろ費用がかさむのよね。

それに、埋葬だと、引越ししてしまったら

なかなかお参りもできないしね。

 

女性2:家族みんなで同じ墓に眠りたいと思ったら

かなり広い土地を買わないといけないわけよ。

ここにおばあちゃん、その横におじいちゃん、

その横に娘、てな調子で大きい土地がいるのよね。

私がいるところはネバダ州で暑いでしょ。

すると埋葬してもかなり早い時間でいい具合に土にもどるの。

家族を埋葬するための土地が少なかったりすると

「そろそろおばあちゃんの上に埋葬しちゃっても

いいんじゃない?」なんて話をするのよ、笑

完全に土に戻せるように、棺桶に金属の釘などは使わないように

している人も多いのよ。

 

お国が違えば、お墓事情も違うのね、とびっくりしました。