元ビジネスマンのアメリカ人との会話
今回はシカゴから来られた
60代ご夫婦の話です。
夫:ぼくは会社で働いていた頃は
日本の会社とも取引があってね。
日本人の仕事のやり方にはとても
感心していたよ。
僕たちも見習わないといけない。
日本人だけじゃないけど、
アメリカ人とビジネスをしようとする
外国人は、みんな僕たちに合わせて
英語で話してくれるよね。
そこに敬意を払わないといけないね。
ビジネスパートナーが何が好きなのか、
その国の習慣は、歴史は、食べ物は、
全部勉強してからビジネスに臨んでいる。
ぼくが「〜が好きだ」とか
「〜に関心がある」と言ったら
次のミーティングの時にはそれに関する
ものを提供してくれたり、
日本人の細やかさには驚きの連続だったよ。
(日本人の英語の発音には独特の
アクセントがある、という話から)
夫:仕事をしていた時、面白いことが
あってね。ぼくの会社と、日本企業と、中国企業で
一緒にビジネスをする機会があったんだ。
ぼくと日本人と中国人、3人で会議をしたんだけど、
日本人は思いっきり日本語なまりの英語、
中国人は思いっきり中国語なまりの英語で
話すわけさ。
3人とも「英語」で話しているんだけど、
日本人と中国人はお互いが何を言ってるのか
わからなくてね。
ぼくが間に入って「通訳」したよ。
英語から英語に通訳、笑。
あれは面白かった、忘れられないエピソードだね。
(野球が好きだ、という話から)
夫:大谷翔平はすごいね。全米が注目してるよ。
彼みたいな人は後にも先にも現れないんじゃ
ないかな。
どの球団も彼を欲しがっていた、
あぁ、シカゴカブスに来て欲しかったな。
わたし:シカゴカブスは、108年ぶりに
優勝したんですよね。すごいですね。
妻:私の父は10年くらい前に80歳で
死んだんだけど、大の野球ファンだったの。
でも、シカゴカブスの優勝を一度も見ずに
死んでしまったわ。
ほんと、かわいそうだわ。
だから、カブスが優勝した時、私が
父の代わりにテレビで優勝を見届けてあげたわ。
私自身はそこまでの野球ファンではないんだけど
父はきっと喜ぶだろうと思って。
わたし:きっとお父さんも喜んだでしょうね!!
アメリカ人は野球が好きな人、多いですね。
でも、子供たちに聞くと
「野球を見るのは好きだけど、自分は
サッカーをやっている」っていう子供が
多いような気がします。
特に女の子でサッカーをやる子が多い
気がします。昔はサッカーってアメリカでは
人気がなかったようですが、
時代が変わってきているんですね。