メキシコ人が分析するメキシコ人の特徴
今回は昨日に引き続きメキシコのメキシコシティーから来た
ご夫婦と大学生・高校生・中学生の息子さんたちです。
(第二次世界大戦の話から)
パパ:メキシコは第二次世界大戦には
ほぼ参戦していないんだよ。ほぼ、っていうのは
第二次世界大戦の終わりころにちょろっと
加わった、くらいで戦死者もほとんどいない。
だから、メキシコの人は第二次世界大戦なんて
他人事のような気持ちだし、歴史の授業の中でも
自分の国の出来事としては教わらなかったと思う。
わたし:第二次世界大戦には関係なかった、なんて
言うお客さんに会うことってまれです。
たいてい、自分の家族、親戚のうちのだれかしらは
戦場に行っていたり戦争体験を持っている、って
言います。
パパ:第二次世界大戦は経験していないけど、
メキシコは内戦では多くの人が死んでるんだよ
(スペイン語圏にはいろんな国がある、という話題から)
わたし:スペイン人の話すスペイン語と
メキシコ人の話すスペイン語はけっこう違うんですか?
ママ:アクセントがかなり違うわね。
スペイン人のスペイン語は「S」の音が多いけど
メキシコ人のスペイン語は「ES」の音が多いかな。
でも、お互いのスペイン語は完璧にわかる。
わたし:じゃあ、この人はスペイン人だなってのは
すぐにわかるんですか?
ママ:話すスペイン語を聞いたらすぐにわかるわ。
ヨーロッパ人の違いだったら見た目ですぐにわかる。
ラテンアメリカ人は、女性がけっこう
じゃらじゃらとアクセサリーをつけているのよ、笑。
私もけっこう目立つピアスつけてるでしょ?
スペイン語圏じゃないヨーロッパの人は
あまり目立つアクセサリーをつけていなくて
服装もメキシコ人と比べたらオシャレな格好をしているわ。
それからメキシコ人はヨーロッパの人と比べたら
肌の色が濃くて、背が低い。
わたし:あ、確かに息子さんたちも170センチは
ない感じですね。
大学生:そうなんだよ、これでも別にメキシコの中では
目だって低いわけじゃないんだよ。
(高校生の息子さんに彼女がいるという話題から)
わたし:彼女はどんな子なの?
高校生:彼女はドイツ人なんだよ。お父さんの仕事の
都合でメキシコに住んでいて、もうつきあって2年半くらいになる。
わたし:あなたは英語がとても上手だけど、彼女とは
スペイン語で会話するの?
高校生:ぼくは彼女にスペイン語で話しかけて、
彼女はぼくにドイツ語で話しかけるんだよ。
ぼくは1年ドイツに留学していたし、英語よりも
ドイツ語の方が上手に話せるから、
ドイツ語で話しかけられてもちゃんとわかる。
お互いがしゃべりやすい言葉で話すんだ。
わたし:いいドイツ語の勉強になりますね!!