通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

「人のために気持ちよくお金を使うとお金が入ってくる」説がアリだと思ったはなし

わたしは40代のシングルマザー、

小学校の英語講師と

通訳ガイドの仕事を掛け持ちして

生計を立てています。

給料日の前になると

色々とお金のやりくりを

工夫することに頭脳を使っている、

現在割と収入低めの人間です。

 

小学校の英語講師の仕事は

かれこれ9年やっていて

「授業が上手い」と

周りからは評価してもらっています。

でも、この3月でこの仕事を辞めて

通訳ガイドの仕事だけで

生計を立てていくことにしました。

 

フリーランスの通訳ガイドだけで

生計が成り立つのか??

 

高校生の娘もいるし、

この点、大いに不安でもあったのですが、

英語講師の仕事は辞めると決心し、

去年の12月に学校にも伝えました。

 

なぜ安定収入を捨てると決めたのか。

 

「飽きたから」

 

です、笑。

わたしは、多分、飽きっぽい性格なんですよね。

一つのことが上手にできるように

なるまではガツガツと

その仕事に没頭するのですが、

一旦、それが上手にできるようになって

しまうと、

次のことを始めたくなる。

 

子供を抱えて

「飽きた」というだけで

仕事を辞めるには相当勇気がいりましたが

通訳ガイドの仕事が面白く、

通訳ガイドの仕事をもっとやろうと

思うと、英語講師の仕事を

外さないとガイドの仕事を入れられない。

 

通訳ガイドの仕事は、今のところ

色々な旅行会社やら人材会社やら

あちこち登録して

仕事の依頼が来るのを

待つスタイルです。

全くもって何の安定感もありません。

でも、どうしてもやってみたくて、

 

怖いけど、決心しました。

自分でホームページを作って

自分でツアーを売ってみよう。

 

去年の12月に

講師の仕事を辞めると決めてからは

しばらく不安で

夜中にハッと目が覚めることも

ありました。

 

そんな年末を過ごしたわたしなのですが、

年が明けて、思いも寄らないところから

「おっ、これはもしかしたらいけるのでは?」

と思う出来事があり、

今は希望でいっぱいです。

 

海外のツアー会社と契約して

自分の作ったツアーを売る

 

これには自分でもびっくりの

「いきさつ」があるのです!

少し長くなりますが、

どうぞおつきあいください。

 

去年の6月、1週間ほど

アメリカ人の高校生の女の子の

ホームステイを受け入れました。

ホームステイ最後の日は

ホストファミリーデーということで

丸一日、自由な時間がありました。

 

その子をどうやって

丸一日おもてなししようかな、と考えて

ふと、

京都に連れて行ってあげたいな

と思いました。

 

日帰り京都、と言っても広島からは

新幹線で行かないといけません。

しかもわたしの娘も含めて全部で三人。

新幹線代だけで往復6万円くらいかかります。

 

ホームステイ受け入れ中の

食費やらも結構かかってたし

はっきり言ってそんなお金はないぞ、と

迷いました。

ガイドの仕事柄なのかもしれませんが

でもどうしてもその子に

京都を見せてあげたくて

クレジットカードのリボ払いを

使って京都に連れて行ってあげました。

 

京都に着いて、まず伏見稲荷に行き、

次に路線バスに乗って金閣寺に向かいました。

路線バスの中は観光客でごった返していました。

わたしは運よく座れたのですが、

途中、バスに乗ってきた外国人観光客のおばあさんに

席を譲りました。

 

それがきっかけで「どちらから?」という

会話が始まり、バスの中で色々おしゃべりしました。

 

おばあさんはあんまり英語が

話せないようだったのですが、

一緒にいたその娘さんが英語が上手で

会話が盛り上がりました。

 

彼女たちはブラジルから観光に来た

日系人の親子で、

その娘さんはブラジルで英語のツアーガイドを

している、と言いました。

 

わたしも

「えっ?私も広島で英語のツアーガイドを

しているんですよ。」

 

なぜか偶然名刺を持っていたので

お互い名刺交換をして

そのまま別れました。

 

広島に帰ってから一応、

もらった名刺のアドレスにメールを送り、

それから何度かメールの

やりとりが続きました。

 

メールの中で彼女と、

どうやってお客をゲットしているか

という話になりました。

 

彼女がとある海外のツアー会社の

名前を挙げて

ここに登録してみたら?

色々審査とかビデオ面接とかあって

最初は大変だけど

受かれば仕事は来るわよ。

と教えてくれました。

 

わたしは、そんな勇気はなかったので

スルーしていたのですが、彼女から

Just do it, NOW!!

と改めて言われ、

ビビりながら応募しました。

 

言われた通り、確かにもろもろ大変でした。

ビビりまくりながらなんとかやり遂げ、

無事に合格しました。

 

年が明けて、いざ自分で作ったツアーを

売り出すと、思いのほかにお客さんからの

問い合わせが多く、予約も入り、

「これはいける!!」

と思っているところです。

自分の収入の大きな柱になる予感が

満載です。

 

いやぁ、もしもあの時京都に行かなかったら

この展開はなかったわけで。

 

クレジットカードのリボ払いを

使って、全部で8万円くらい使って

一人のアメリカ人の女の子を京都に連れて行った

京都のバスの中で偶然出会った

ブラジル人のツアーガイドと話した

そのブラジル人から

仕事のアドバイスをもらった

ビビりながらやってみると

仕事が来るようになった

 

これって、、、

単なる偶然ともいうのかもしれませんが、

「人のために気持ちよくお金を使うと

お金が入って来る」説だわ♡と

わたしは思ったのでした。

 

最後まで読んでくださって

ありがとうございました。