Rosie the Riveterって何?
今回はアメリカの西海岸からきた
60代の3組のご夫婦です。
(第二次世界大戦中の動員学徒の話から)
夫1:アメリカでは学生じゃなくて
大人の女性が軍需工場で働いたんだよ。
Rosie the Riveter
って知ってる??
わたし:え?知りません。何ですか??
夫1:リベットを打つロージー、っていう意味。
軍需工場で働いていたんだけど
男も顔負けのマッチョな女性で
戦時中、社会に出て働くたくましい女性
の象徴みたいな人。
アメリカではものすごく有名な人だよ。
妻1:それまで家で専業主婦をしていた人たちが
戦時中どんどん社会進出したわけ。
戦後、夫が戦地から帰ってきた後も
専業主婦に戻るんじゃなくて
どんどん社会に出て行くようになったのよ。
ロージーはそんな女性の象徴ね。
夫2:日本では学生が動員学徒として働いたけど、
アメリカでは大人の女性が軍需工場で働いた、
ってところが文化の違いを感じて面白いね。
女性のプロ野球リーグをやってたんだよ。
わたし:えっっ?すごい。野球まで
やっちゃってたんですね。
夫3:そう。戦時中、
プロ野球選手がたくさん徴兵されて
成り立たなくなってきたから
第二次世界大戦の終わる二年くらい前から
女性のプロ野球リーグができた。
女性プロ野球は人気も出たんだけど
戦後ちょっとしてから
なくなったけどね。
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これがロージー・ザ・リベッターのポスターです。
このロージーという女性は実際にいたわけでは
ないみたいです。
第二次世界大戦中に、工場や造船所で働く女性全般を
表しているそうです。
戦時中に社会に出て活躍をした女性たちが
戦後、フェミニズムの中心となっていったらしい。
ふむふむ。
アメリカは、(ハワイは別として)
本土が戦争の被害に遭っていないから
戦時中でもプロ野球もできたんだな〜
なんて思っちゃいました。