通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

運転免許を持ってるサウジアラビア人女性に会った!!

今回は、中東系を中心に色々な国の人たちが

集まっているグループのご案内でした。

 

ヒジャブというスカーフをかぶっていない女性に

話しかけて)

わたし:どちらの国からいらしたんですか?

 

女性:サウジアラビア

 

わたし:サウジアラビアは今年、女性も運転免許が

もらえるようになったそうですね。

 

女性:そうよ。サウジアラビアは、世界で唯一、

女性が車を運転することが禁じられてた国なのよ。

今年の6月に法律が変わって女性が運転しても

よくなったの。

で、実は私も運転免許を持ってるのよ。

 

わたし:えっっ、すごい!!

そんな旬な女性にこんな所で会えるなんて!!

 

女性:運転は楽しいわね。わたしは毎日

自分で車を運転してオフィスまで行ってるのよ。

女性もこれからはどんどん社会進出しないとね。

 

(この後、彼女とゆっくり話す時間がなかったのですが、

彼女はヒジャブと呼ばれるスカーフもしていませんでした。

サウジアラビアイスラム教の国でとても戒律が厳しく、

女性は宗派にもよるそうですが、

ヒジャブで髪の毛を隠すどころか、

目だけしか出してない人もたくさんいます。

なのに、なのに、、、顔全部出し!!!

サウジアラビアでは

女性ニュースキャスターヒジャブをせずにテレビに出て

論争になったと聞いたことがあります。

彼女も、そういう先進的な?考えの持ち主なんだろうな、

と思いました。

社会の中で他の人と違うことをするのって

勇気が要りますよね。

とても堂々としていて、生き生きとしていて

すてきな女性でした。)

 

カタール人男性:ぼくは日本のビデオゲームが大好きなんだ。

子供の頃はマリオカートが大好きだった。

東京で本物のマリオの恰好をして

本当の道路をカートで走れるんでしょう?

今回は仕事で来ているからできないけど、

そんなことができたら夢みたいだなぁ。

 

わたし:確かに(^^;

ありますね、東京に住んでるわけじゃないけど

東京に行った時、見たことあります。

でも、あれって危ないと思いますよ。

 

イラン人女性:イランはとても親日的な国なのよ。

日本のファンが多いから、

今回私が日本に行くと言ったらみんなからうらやましがられたわ。

 

わたし:勉強不足で申し訳ないんですけど、

イランはなぜ親日的な国なんですか?

 

イラン人女性:昔イランがイギリスの植民地同然の状態だったとき、

国内で採れる石油をイランが国有化したのよ。

イギリスは怒って海上封鎖したわけ。

イランはそのせいで石油を輸出できなくなって

大変なことになったの。

そこに日本の出光がタンカーでペルシャ湾にやってきて

直接石油を買ってくれて

イランはとても助かったのよ。

それ以来、イラン人は日本が大好きなのよ。

 

わたし:あー、日章丸ってそういうことだったんですね!!

すみません、知らなくて。

 

つい最近もニュースでアメリカのイランに対する

制裁について報道されていました。

制裁する国は違えど

まさに70年前と同じ状態なのか???

日本も半年の猶予期間の後にアメリカと同調して

イランからの石油輸入をストップすることになると

新聞には書いてありました。

いつか世界がone worldになって

資源も富も分かち合えるようになる日がくると

いいなと思います。