今回はめずらしくフランス人のお客様
今回は、60代と20代のフランス人カップル2組です。
私は英語の通訳ガイドなので
「フランス人だけ」をご案内する機会はあまりありません。
今日は別々にツアーに申し込んだ2カップルが
たまたま両方ともフランス人の夫婦でした。
こういう日はワクワクします。
60代妻:日本人の女性は髪の毛が
どうしてあんなにふさふさしているの??
うらやましい。
わたし:そうですかね???
ヨーロッパの女性の髪の毛が薄いなんて
感じたことがないんですけど。
60代妻:いや、私には歴然とした差を感じるわ。
日本の女性は髪の毛がふさふさだ!!
60代夫:ぼくたちは、フランスの北部の
ドーヴィルという街に住んでいるんだけど、
ここでも牡蠣が採れるんだよ。
フランスでは牡蠣は生で食べるよ。
冷たい牡蠣にレモンの汁とか
ビネガーとかをつけて食べる。
日本では牡蠣はどのようにして食べるの?
わたし:日本では、生で食べたり、
焼き牡蠣、蒸し牡蠣、牡蠣フライもあります。
60代夫:いろんな食べ方があるんだね!
よし、フランスとは違う食べ方で
食べてみよう。
(昼食・自由行動の後)
わたし:広島の牡蠣はどうでしたか?
60代夫:すばらしかった!
身が大きくてジューシーだねぇ。
焼き牡蠣と牡蠣フライを食べたんだけど
どちらもとても美味しかった!!
特にしょう油をかけるのにびっくりしたよ。
美味しかった!!
(原爆資料館で)
20代夫:ぼくたちはフランスの南部の
ニームという街に住んでいるんだけど、
第1次世界大戦のときも
第2次世界大戦のときも
南部の街は被害を免れたんだ。
第二次世界大戦のフランスなんていうと
ドイツ軍との戦いで街が破壊された、っていう
場所が多いけれど、
南部はわりと大丈夫だった。
北部は大被害を受けてるけどね。
フランスは大陸にある国だから
ずーっと戦争続きだよ。
日本は全然違う歴史を歩んでいるんだね。
(お土産の話から)
60代夫:この間、和食レストランに行ったときに
いろいろな料理のスパイスとして
抹茶&塩、ゆず&ペッパー、そして
soy sauce powderが出て、
ものすごく美味しかった!!!
フランスに帰って友達を家に呼んで
これを出そうと思って、抹茶&塩、ゆず&ペッパーは
京都のお店で見つけたんだけど
soy sauce powderだけが見つからない。
どこで買えるかな?
わたし:soy sauce powder?
うーん、聞いたことないですね。
そのお店のオリジナルなパウダーとか??
しょう油をパウダーにするって
あまり聞いたことがないです。
60代夫:茶色の粉なんだけどね、
とても美味しかったんだよ。
買って帰りたいんだけどなぁ。
わたし:しょう油を粉にしたものなんですよね、
きっと、、、う~~~~~~ん、、、、
あ!もしかして、soy flourとか??
きな粉なんじゃないですか?
(きな粉の画像を見せると)
60代夫:これーーーー!!!
これがほしいんだけど、どこに行っても
「知らない」って言われるんだよ。
わたし:そうですね、しょう油パウダーって
言うと絶対伝わらなさそう。
きな粉、って言ったら、
スーパーマーケットだったらどこでもすぐに
出してくれますよ。
フランス人、なかなかお目にかかれないので
楽しい一日でした。