「原爆ドームって何?」ってアメリカ人に聞かれました
今回は、アメリカ ワシントンDCから来た
お父さんと息子くん(18歳)のお二人です。
最近、ちょっとバタバタしていて、
ツアーをしたその日のうちにブログを書かないでいると
会話の内容をすっかり忘れてしまう、
ということに気づいたわたくしです。
人との会話って、書き留めておかないと
後から思い出そうとしても難しいものですね。
一期一会の仕事なので、
自分の記録のためにもなるべくブログに
書き残しておこうと思います。
(2年前にオバマ大統領が広島を訪問したという話から)
パパ:オバマ大統領は見れたの?
わたし:いいえ、その時は平和公園は誰も入れなくしてあって
私は自宅のテレビで見ていました。
パパ:僕は、ワシントンDCにある有名なゴルフコースの
中に住んでいてね。オバマ大統領がよくここでゴルフを
するんだよ。僕の自宅の裏がゴルフコースなもんで
オバマ大統領をちょくちょく見かけるよ。
彼は偉大な政治家ではなかったかもしれないけれど、
人間としてはとても立派な人だと思うよ。
(この、ゴルフコースの「中」というのが理解できなかった
のですが、結局最後までどういうことなのか聞きそびれました)
わたし:オバマ大統領を見られるなんてすごい!!
オバマ大統領は、大統領を退任した後も
ワシントンDCに住んでいるんですね。
パパ:一番下の娘がまだ高校生で、
来年大学に入るんじゃなかったかな。
これまで通っていた学校を転校するのも
娘さんにとっては大変だし、彼女が高校を卒業するまでは
ワシントンDCにいる必要があるんだよ。
わたし:オバマ大統領の娘さんはどこの大学に行くんでしょうね。
ハーバードとかですかねぇ。
息子:彼女は頭が良いらしいし、きっとどこの大学でも
行きたいところに行くんだろうね。
僕は彼女とは違う高校だったけど、彼女は頭が良くて
交友関係、結構ハデだって聞いたよ、笑。
パパ:僕もその噂は聞いたことがあるよ。
まぁ、超有名人の娘だったら何しても目立つよね。
(宮島の鹿を見て大興奮する二人)
息子:アメリカにも鹿はいるけど、こんなに
人に懐く鹿がいるなんてびっくりだよ!!
なんて可愛いんだ。
アメリカで鹿を見かけることはあるけど、
人の姿を見ると急いで姿を消してしまう。
一体どうやったらこんなに手なづけることが
できるんだろうね。
(これから原爆ドームに行きます、という話から)
わたし:屋根が丸いドーム形の建物で、原爆の爆心地のすぐそばに
あったのですが、全壊を免れて今も立っているものです。
写真を見たことないですか?
パパ&息子:う〜〜ん、見たことないなぁ。
パパ:で、そのドームは何か特別な建物なの?
わたし:ノーモア広島のシンボルとして、永久保存されています。
1996年にユネスコの世界文化遺産に認定された建物なんですよ。
とにかく、広島のシンボルだから、原爆ドームだけは外せません。
わざわざ広島に来て原爆や平和について知ろう、という
意識の持ち主の方ですら、原爆ドームのことを知らない人も
わりといるのです。
このお客さんはプライベートツアーのお客さんで、
私に何でも質問できる状況にあったから
「原爆ドームって何?」と聞くことができましたが、
団体ツアーのお客さんだと、そういう質問はできる状況じゃないことも
よくあります。
私達からして当たり前、と思っていることは
外国人にとっては当たり前じゃない、ことを
心に留めておかないといけないなと思った出来事でした。