通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

バスの中での会話

先日のバスの中での会話。

 

混雑したバスの中で、

外国人のおばあさんと、

その娘さんらしき人が立っていました。

私は座席に座っていたので、

そのおばあさんに席を譲りました。

 

その時におばあさんが英語で

 

ありがとう、

日本に来て席を譲ってくれたのは

あなたが初めてよ。

ブラジルでは

年寄りが公共交通機関の中で

立ってるなんてことはないんだけど、

お国柄の違いね、きっと。

 

と言っていました。

私は、

 

そうですね、

日本でも席を譲る人も

多いと思いますけど、

明らかにその気がない人も

よく見かけます。残念なことです。

 

と返事をしました。

 

 

日本は道路にゴミは落ちていないし、

列になって並んで静かに待ったり、

と公共のマナーはいい国だと

思うのですが、

なぜか

お年寄りに席を譲る人が少ないですね。

不思議です。

 

これは、ガイドの仕事をしていて、

お客さんから時々寄せられる感想

の一つでもあります。

 

「お年寄りに案外冷たい」

 

んーー、

少しずつでもその評判を

改善できたらいいですね。

 

この話題はここで終わったのですが、

その後もバスの中でその親子と

英語で会話がはずみ、

娘さんが私に名刺をくれました。

 

「ブラジルに来たら

このアドレスに連絡をしてちょうだい。

案内してあげるわよ」

と言ったので、

 

わたしも彼女に名刺を渡して

「日本に来たら

このアドレスに連絡をしてちょうだい。

私、外国人観光客を英語で案内する

ツアーガイドやってるから、

友達として案内してあげるわ」

と返事をしました。

 

すると、かえってきた返事が

「えっ!!

私もブラジルで

英語ガイドやってるのよ!」

 

彼女の名刺をよく見ると、

会社名が「TURISMO CULTURAL」

と書いてあります。

 

すごーーーーい、なんて偶然!

 

ブラジル人の英語ガイドに

出会ってしまった!!

 

こういうこともあるもんなんですね。

うれしかったです。