通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

英語が聞き取れなさすぎる時に通訳ガイドがするべきこと

今回は、オーストラリアのブリズベンから2時間ほど

はなれた街から来た(街の名前を聞いたけど、聞き取れず)、

オーストラリア人の

パパ&ママ、そして20代の娘とその彼氏です。

 

今回はですね、、、

ほんとに、彼らが言うことの半分くらいしか

聞き取れず、

彼らの内輪の会話に至ってはほぼ全く、

何を言っているのか聞き取れず、

途方にくれました(泣)

 

聞き返して、言ってもらった言葉も

しょっちゅう「???」なレベル。

 

本当に、久々です。

こんな気分になったのは、笑。

英語を勉強しはじめた頃の気分を

思い出しました。

 

オーストラリア人の英語は、

確かに独特です。

早口だし、

「エ」の母音が「ア」に変わることが多いし、

単語はびっくりな短縮形になっちゃうので

初めて聞いたときには面喰いましたが

ガイドの仕事をやっているうちに

慣れてきました。

ちょくちょくわからない単語とかあるものの

そんなに苦ではなくなっていました。

 

でも!でも!!

今日は撃沈でした。

会話に入っていこうにも

何を言っているのかわからなかったら

入っていきようがないわけです、笑

 

で、こんなとき通訳ガイドはどうする??

わたしなりに、ですが、

 

やること、その①

自分が観光スポットでする説明は

正確な(日本語アクセントを外した)英語で

きちんと相手に理解してもらう。

なまっているとよくわからない、というのは

お互い様である、と肝に銘じるべき。

日本人が英語を話しているつもりでも

その日本語アクセントに

外国人観光客は相当苦戦しています。

 

やること、その②

わかったふりをしない。

自分が相手の言っていることをあんまり

理解できていないことを正直に謝って

「でもがんばる」と決意表明して

めげずにがんばる。

 

やること、その③

おいしいレストランに連れて行って

食事では完全に満足してもらう

 

やること、その④

笑顔をたやさない。

気持ちがへこんでも、暗い顔をしない。

 

やること、その⑤

あきらめずにコミュニケーションの輪に入る。

楽しんでもらおう、という気持ちを

前面に出す。

 

これくらいですかね、

できることは。

 

1日ツアーだと普段は体はそこそこ疲れても

お客さんにとても喜んでもらって

ものすごくいい気分で家に帰ってくるのですが、

今日は身も心も疲れました、笑。

 

でも、こんな日もあるさ。

 

明日から気分を入れ替えてがんばりまーす!