通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

アメリカ人から教わった、日本の鉱山のはなし

今回のお客さんはラスベガスの近く(地名を聞いたけど

知らないところだったので忘れてしまった)在住の

アメリカ人の男性お二人でした。

 

わたし:こちらに来られる前はどこに滞在

されてたんですか?京都?東京??

 

男性1:ぼくたちは九州で1週間ほど滞在してたんだ。

 

わたし:九州、いいですね!九州はどちらに

行かれたんですか?

 

男性1:ぼくたちは仕事関係で九州に

行っててね。鹿児島に金が採れる山があるのを

見に行ったんだ。

 

わたし:金??金が九州で採れるんですか?

 

男性2:そうなんだよ、ヒシカリってとこなんだけどね。

 

わたし:ヒシカリ?石狩じゃなくて、ヒシカリ、って所???

 

男性2:そう、ヒシカリ。

 

(ここで何の話だか全く分からなくなってしまった

わたしは、グーグル様にヒシカリについて教えてもらいました。)

 

わたし:菱刈、って所が鹿児島にあるんですね!

 

男性1:そう。ぼくたちは地質とかを調べたり

鉱脈を探したりする仕事をしていて

菱刈に視察に行ってきたんだよ。

菱刈は日本では最大の金鉱山でね、

このギョーカイの人間にとってはものすごく有名な場所なんだよ。

なんなら憧れの地、とでもいうかな。

 

わたし:はあ、、菱刈が、、初耳なんですけど。

 

男性2:菱刈は30年くらい前にとてもいい鉱脈が

見つかって、質のいい金がガッポガッポと取れるのさ。

聖地だよ。

 

わたし:日本にいながらにして全く知りませんでした。

いい勉強になりました。

 

このツアーが終わった後、ウィキペディア

菱刈鉱山を調べてみました。

 

菱刈町は江戸時代から金の産地だったそうです。

昭和40年代より金鉱を探査して、

昭和56年に鉱脈が発見されました。

昭和60年から住友金属鉱山により採掘が

行われていて、この菱刈鉱山でとれる金の

量は、年間国内産金量のほぼ全てを

占めているそうなーーーー!!!

菱刈鉱山における推定の金埋蔵量は250トン、

国内の他の金山すべてを合わせた量よりも多いらしい。

ものすごい金山なんですね。。。。

知らんかったーーーー。ていうか、何で一度も

聞いたことがなかったんだろう。

石見銀山とか足尾銅山とかは学校で習ったけれど、

菱刈鉱山は新しいからですかね??

一つ賢くなりました。お客さんに感謝。