オーストラリアに住んでいるルーマニア人のお客さんとの会話
今回は、オーストラリアのメルボルン在住の
ルーマニア人のご夫婦です。
妻:オーストラリアとの大きな違いは、
日本人の女性はけっこうスカートをはいていることだと思うわ。
オーストラリアの女性は98%以上くらいは
ズボンよ。
わたし:どうしてスカートをはかないんですか?
妻:ズボンのほうが動きやすいし楽だということに
女性が気付いたからでしょうね。
(雨の話から)
夫:ルーマニアでは、結婚式の日に雨が降ることは
縁起がいいといわれているんだよ。
雨はたくさんの子供を象徴していて、
結婚式に雨が降ると、そのカップルはたくさんの
子供に恵まれて繁栄するといわれているんだ。
(海外旅行の話から)
夫:ぼくは何年か前にタイの国王が亡くなる少し前に
タイに旅行に行ったんだけど、タイって、国王について
あからさまな悪口を言ったりすると3か月間牢屋に
入れられるらしいんだ。
ちょうど80歳を超えたタイの国王が入院中のとき、
タイのタクシーにツアーガイドさんと乗っていて、
「今の国王が亡くなったら次の国王は誰になるの?」
と質問したんだ。
そしたら、タイ人のガイドさんが顔色を変えて
「今はだれもそんなことは口にはしません」
って言った。。。80歳を超えてたら誰だって
いつかは死ぬわけだし、別に深い意図はなかったんだけど、
とってもまずい質問だったみたい。
彼らはイエス、というときに首を横に振って、
ノーの時が首を縦に振るのよ。
英語圏と全く逆。本当に戸惑うわよ。
(ニュージーランドとオーストラリアの
英語のアクセントの違いについて)
夫:ニュージーランドの英語とオーストラリアの英語は
けっこう違うんだよ。
日本人から見るとイギリス英語っぽい、
くらいにしかわからないかもしれないけどね。
言葉とも混ざってるし、
統治されていたからスコットランド地方の
英語の影響をかなり受けているんだ。
iの発音がuとして発音されることが多いね。
例えば、ニュージーランド人は
フィッシュ・アンド・チップスのことを
フッシュ・アンド・チュップス
て発音するんだ。初めて聞いたとき、
何を言っているのかさっぱりわからなかったよ、笑。
一方、オーストラリア英語はイギリス英語の影響が
強いね。しかも、ニュージーランドと比べて
かなりたくさんの国からの移民が住んでいるから
彼らの国のなまりも混ざって、けっこう
コスモポリタンな英語だと思うよ。
でも、インド人の英語は聞き取りづらいね。
インド人はヒンディー語の影響を大きく受けた
英語を話すもんだから、インド人の話す英語は
「イングリッシュ」じゃなくて「ヒングリッシュ」だ、
って言われているよ。
ヒングリッシュ、、初めて聞きました。
ネイティブじゃない人が語るオーストラリア英語談義、
面白かったです。