通訳ガイドの仕事をしてたらしょっちゅう話題に上がる本
今回はオーストラリアのメルボルンから来た
60代と70代の夫婦2組です。
(戦争体験の話題から)
夫1:ぼくの祖父は第一次世界大戦(第二次じゃなくて)の時
フランスで戦ったんだよ。
瀕死の重傷を負ったけど、
運よく生きて帰ることができた。
戦場で肩を撃たれたらしい。
祖父が肩を撃たれて気を失っていた間に
敵兵がやってきて
近くにあった塹壕に味方の死体を
どんどんん放り込んでいった。
祖父も生きてるのに一緒に塹壕に放り込まれた。
とても寒かったけれど
他の死体に囲まれて体温を保つことができて
生き延びることができたって言ってたよ。
でも祖父の戦争体験も悲惨だったらしく
ほぼ全く何も語ろうとはしなかったね。
戦争は悲惨だ。
わたし:そのそのお陰であなたは生まれることができた
わけですね!
(サムライの話題から)
夫2:ぼくはサムライとか、忍者とか、大好きだよ。
SHOGUNていう本知ってる?
あれは良かったなぁ。
わたし:SHOGUN、、、読んだことはないのですが、
お客さんはちょいちょい話題にする本です。
これまでは「いやぁ、読んだことないです」
でサラリと終わらせてたけど、
ここまで何人もの人に話題にされたら
今度こそ読まなきゃという気持ちになりました笑
夫2:この本、日本じゃ有名じゃないんだね。
欧米ではかなり有名な本だと思うけど。
ベストセラーにもなったし、
日本に興味がある人なら
高い確率で読んでると思うよ。
わたし:そうなんですか、、、
読んでみます。
妻1:Memoir of Geishaっていう本も良かったわ。
わたし:Memoir of Geishaも何度もお客さんから
聞いたことのある名前です。
でも読んだことがない。
読んでみようと思います!!
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SHOGUN、家に帰ってアマゾンで買いました。
SHOGUN、お客さんとの会話で話題に上っても
これまで無視しまくってきたのですが、
もう今度こそ読まなければ、です。
この作者のJames Clavellは
1960年代から1990年代にかけて
「アジアン・サーガ」シリーズという6部作の本を
書いていて、
この「将軍」は6部作の中で1975年に書かれた
3作目だそうです。
全く知らなかったのですがベストセラー作家らしく、、、、
「6部作全部読みました」とか言ったら
めっちゃかっこいいな。
あと、これ↓
これも結構ちょいちょい話題にのぼります。
全く聞いたことない本ですが、
外国人には有名らしいです。
これもガイドとしては知ってないとですね。
Memoirs of a Geisha (Vintage Contemporaries) (English Edition)
- 作者: Arthur Golden
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 1999/11/09
- メディア: Kindle版
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以上、通訳ガイドなら
遅かれ早かれ読んでおいた方が良さそうな
本の紹介でした。