シンガポールの変わった罰金制度
今回は、シンガポールから来た女性のお友達同士
お二人組です。(30代&40代)
4日間連続でご案内しました。
女性1:日本は街並みがきれいね。
シンガポールもきれいだけど。
わたし:シンガポールはつばを吐いても
罰金だと聞いたことがあります。
女性1:つばを吐いたら1000ドルの罰金よ。
ポイ捨ても1000ドル。
電車の中で飲食しても1000ドル。
女性2:面白い罰金もあるのよ。
電車にドリアンを持ち込んだら500ドルの罰金よ。
臭いから迷惑という理由。
あと、外国人観光客が気をつけないといけないのは
チューインガムを持ち込んだらなんと1万ドルの罰金。
これは高いわね。
(いろんな国のなまりの話から)
女性1:日本人も英語のアクセントは強いけど、
シンガポール人が話す英語はよく
Singlish(シングリッシュ)って言われるわ、笑。
中国人の英語は
Chinglish(チングリッシュ)。
(紅葉したもみじの写真を撮りまくる彼女たちに)
わたし:シンガポールってもみじはないんですか?
女性2:もみじはないわ。
シンガポールって年中暖かいからこんなきれいな
紅葉は見られないのよ。
これこそ「ザ・日本」だわ♡
女性1:そもそもシンガポールは国内に
標高の高い場所がないのよ。
シンガポールで一番標高の高い山は
標高163.63メートルよ!
日本人からしたら163メートルなんて
ちょっとした坂、みたいなもんでしょ?
だから気候の違いによる景色の違いがないので
こういう風景が珍しいのよ。
(第二次世界大戦の話から)
わたし:広島は原爆で多くの一般人が死にましたが
東南アジアでは日本軍が多くの一般人を
殺したことは認識しています。
女性1:そうね。シンガポールでもたくさんの一般人が
死んだわ。学校でもその歴史を習うけど、
今の私たち含め、若い世代は
「過去の戦争の体験を踏まえつつも、
それを生かして平和な世の中にしていこう」という
考えを持っている。
日本軍についてシンガポールで有名な話は、
日本兵がやってきて、
妊婦のお腹を切って赤ちゃんを出して
その赤ちゃんを放り投げて
やりで突き刺した、っていう話。
これを体験した祖父母の世代は
日本に対して悪い感情を持っているけれど
私たち若い世代はもう二度とこんなことが
起きないようにすればいい、という考え方を
しているわ。
わたし:こわっっ。戦争で何が行われていたのか
知らないことが多すぎると思います。
きちんと過去を知って
いい未来にしていかないといけないですね。
罰金、ドリアンには笑っちゃいました。
こんな罰金、他の国にはきっとないでしょうね。