通訳案内士Kayのシンプルな暮らし

通訳ガイドのこととか、暮らしのこととか

40代シングルマザーの100の野望 15番「着付けが上手になる」

野望シリーズ15番

「着付けが上手になる」

rainbow35.hatenablog.com

  

わたしは、着物は結婚した時に

作ってもらった訪問着がタンスの中に眠っているだけで

自分で着物を着るなんてムリムリムリ!!!

の人でした。

 

3年前の春、ガイドの仕事で

駅でお客さんを待っていると

大先輩ガイドさんが着物を着て駅に現れました。

 

わたし「うわぁ〜〜〜、キレイ!!!

まさか今日仕事じゃないですよね?」

 

先輩「え?これから仕事よ」

 

わたし「着物着てガイド?そんなことできるなんて

考えたこともありませんでした」

 

先輩「慣れれば、着物着てても走れるようにもなるわよ、笑」

 

わたし「ひえ〜〜〜」

 

その先輩の着物姿は本当に美しく

颯爽とした彼女の姿に目が釘付けになったわたしは、

その日のうちに

ネットで近所の着物の着付け教室を探して

申し込みをしたのでした。

 

 

いやぁ、最初は戸惑いましたよ。

 

その着付け教室は

教科書とかはなく、ただ、

どんどん着て「手で覚えろ」の教室でした。

 

特に、帯!

 

自分の背中でいったい帯がどういう状況になっているのか

全く理解できないままに

「あーやって、こーやって」

と習うわけです。

 

「指でここを押さえて、こうやって折り上げる」

言われた通りに手を動かしていても

この動作が帯の仕上がりまでのプロセスの中で

どういう意味なのか

全くチンプンカンプン。

 

でも、言われた通りにやっていると

なぜか帯が結べているのです。

全くの謎。

全くのミステリー。

 

もしも着付けの教科書とかあって

図がついて手順が解説されていると

一つ一つのプロセスを理解しやすいのに、

と心の中でブツブツ言ったこともあります。

 

当分の間、わたしの頭は完全に混乱しました。

 

でも、何度も何度も練習して

とうとう着物を自分で着れるようになりました!!

 

着れるようになってからも

ずーっと一ヶ月に一回のペースで着付けの先生が

家に来てくれて少しずつ慣れてきました。

 

先月、元同僚の結婚式があったので

着物を着て行くことにしました。

ヤバイ、ちゃんと練習しておかないと

当日に「着物がちゃんと着れない〜〜」と

なっても、もう着て行く服はない!!

 

危機感にまみれたわたしは

結婚式当日までの2週間は

ほぼ毎日?練習しました。

すると、以前はもやっとしていた帯のプロセスが

急に霧が晴れるように理解できました!!

 

あ〜〜〜、こういうことだったのね!

いきなり納得。

 

当日、着物を着てドキドキしながら結婚式場に行くと

お茶を習っていて着物の着付けが上手な知り合いから

「あら?上手に着ているじゃない。素敵よ」

と褒められました。

 

うれしい💗

 

ということで

「着付けが上手になる」は達成!ということにします。